ドラゴンクエスト11Sを本気でレビューします!

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2020年12月4日に発売開始されたディフィニティブエディション「ドラゴンクエスト11S」を実際にプレイしての評価&レビューになります。

オリジナル版は2017年7月29日に発売され、その後完全版の「ドラクエ11s」が2019年9月29日に発売された

筆者はオリジナル版には触れずに直接ドラゴンクエスト11sをプレイしたので、そこの違いについてレビューで語れることはない

また、ドラクエシリーズは1~8までプレイ済みで9と10は未プレイ

  • ドラクエ11Sが気になっていてレビューを知りたい
  • 時間を割いてまでプレイするべきなのか?
  • メリット・デメリットは?
  • ユーザーの口コミレビューはどんな感じ?

などの疑問に答えていきます

ドラゴンクエスト11Sの概要

ドラゴンクエスト11Sの概要
ジャンル RPG
ハード PS4
Xbox One
Windows 10
Steam
Switch
Epic Games Store
発売日 2019年9月27日
発売元 スクウェア・エニックス
開発元 オルカ(PS4版)
トイロジック(Switch版)

ドラクエ11Sの要点

ドラゴンクエスト11Sはオリジナル版に多くの追加要素を加えた強化版となっていて、新しい縛りプレイや各キャラクターの新ストーリー、結婚システムなどが追加されている

ゲームシステム

ドラゴンクエスト11sの戦闘は従来通りのターン制コマンドバトル

ただし、今まではターン開始時に全員分の行動をまとめて入力してからそのターンが動き出していたが、今作では各キャラ毎の順番が回ってきた時にコマンドを入力する方式に変わっている

一部、ヨッチ村の祭壇での戦闘は従来通りターン開始前に全員分のコマンドを入力するやり方なのである意味両方取りしている形

そして味方の育成に関しては「スキルパネル」システムを実装することで、キャラクターごとに特徴的なスキルを習得できるようになっている

このスキルパネルの進め方で各プレイヤーの戦い方も変化してくる

また、今まではランダムエンカウントでバトルが開始していたが、今作ではフィールド上にいるモンスターに接触することで戦闘が開始するシンボルエンカウント方式に変わっている

ストーリー構成

今作の主人公は「勇者」として世界を救う冒険に出る、ドラクエシリーズが作り上げた王道RPGをそのまま踏襲している

ただ、順風満帆に物語が進んでいくのではなく、大きく分けて「世界変異前」と「過ぎ去りし時を求める」2部構成になっている

特徴的な要素

デフォルトの状態だと初心者に優しい難易度になっているが、「しばりプレイ」という難易度調整システムで玄人にも満足いく調整が施してある

毎回ゲームを再開する時、どこまで進めていたのか簡潔に教えてくれる「あらすじ」が実装されている

ちいさなメダルを取り忘れても特定のコンテンツを周回したりモンスターからのドロップでしっかりと集められるような挽回できる仕様になっている

過去作と違い、各キャラクターに個別のストーリーが用意されていて感情移入しやすい

こんな人にお勧め
  • 王道RPG好き
  • 中だるみのないストーリーをプレイしたい
  • 自分に合った難易度のバトルを楽しみたい
  • 国民的人気RPGを遊んだことがないが興味はある

ドラクエ11Sに要する時間

「ドラゴンクエスト11S」を一通りプレイするのにだいたいどのくらいの時間が必要になるか、海外サイト「HowLongToBeat」を参考にして見てみる

所要時間 投票数 平均値 中央値 急ぎ足 のんびり
メインストーリー 588 58h 21m 56h 57m 45h 19m 78h 49m
メイン+エクストラ 821 91h 14m 87h 12m 63h 6m 151h 6m
トロフィーコンプリート 245 132h 46m 129h 103h 56m 192h 31m
メインストーリーを追いかけるだけなら80時間以下、全てのコンテンツを消化するなら120-130時間程度

ドラクエ11sの評価

メタスコア

個人評価

筆者の評価
音楽 18
グラフィック 20
ゲームプレイ 20
ストーリー 20
システム 17
合計 95

ドラクエ11Sの音楽

基本的にどの曲も無難にすぎやま節の曲調なので非常に安定している

さらに過去作をプレイ済みなら要所要所で心を揺さぶられる演出もあるので、そういう意味では非常によかった

この時点で高評価は間違いない

ただ、「ドラゴンクエスト11s」としての曲を考えると、あまり印象に残る曲がなかった

その原因の理由は過去作の曲の使いまわし

ドラクエ11がシリーズで初めてプレイするナンバリングなら曲の使いまわしには絶対気づかないから特に問題はないと思う

その一方で、すでに過去作をプレイしたことがあるプレイヤーにとってはあっちこっちで聞いたことのある曲が使いまわされていることに気づく

所々での使い方ならかなり効果的とは思うが、さすがに流用している数が多すぎやしないか?

他の要素がすごかっただけに、音楽の流用が妙に目立って仕方なかった

ドラクエ11sのグラフィック

ドラゴンクエストの質感や表現をそのまま良質なグラフィックで仕上げていて非常に好感が持てる

物語の合間に差し込まれるムービーの美麗さはもちろん、3Dでのプレイ中も細部まで凝った作りなのがわかる

キャラクターに関しても、それぞれの特徴が出ている動きやしぐさの表現力が豊かで見ていて楽しい

街並みもそれぞれの国で西洋風から和風、さらには「ナギムナー村」のような琉球風とバリエーションが豊富でさすがとしか言いようがない

敵モンスターに焦点を絞っても攻撃モーションからやられる時のモーションまで、しっかりと作り込まれている

シリアスな動きやコミカルな動きもあるので、こういったポイントでも楽しむことができる

ドラクエ11sが発売された年代で一番の美麗グラフィックではないけれど、「鳥山明」が描いた独特の温かみがある世界を満足いく良質なグラフィックで表現されている

それでいてヨッチ村へ行くと強制的に2Dモード(ドット絵)に変更されるので、別の次元にいるという表現を上手くグラフィックで表していて単純にすごい

ドラクエ11sのゲームプレイ

ドラクエと言えばターン制のコマンドバトル

今まではターン開始時に味方全員分の行動を入力していたので、敵の行動を予測しつつ攻撃や回復を事前に選択するスタイルだった

それが今作ではキャラの順番がきた時に行動を選択できる「1手毎」に変更されている

また、この仕様変更に合わせてバフやデバフの効果の度合いやどれだけ持続するのかも一目で理解できるようになっている

状況を把握して考える間と指示を出すタイミングが増えたので、戦闘への没入度も高くなっている

この仕様変更のおかげで戦況が刻一刻と変わりつつも、攻撃や回復以外の選択肢が増えたのも注目すべきポイント

簡単なところだけを上げても「攻撃力」「防御力」「呪文攻撃力」「抵抗力」「回復力」「状態異常防止」「耐性」など、バフやデバフとやれることがグッと増えている

これに加えて各キャラが「ゾーン」という強化状態になる仕様

ゾーン状態時のみ使用可能となる「れんけい技」

と、戦略の幅が大きく変わっている

さらに戦闘中に「メンバーを入れ替える」ことも可能なのが特徴的

毎手ごとにこのメンバー変更ができるので、過去作のようにスタメンが全滅しない限り控えのメンバーに出番がない、ということがなくなった

ドラクエ11sのストーリー

ストーリーとしては久しぶりの主人公が「勇者」のドラクエ

それも今作は最序盤から主人公が勇者であることを明かされているのが特徴

ドラクエ9と10は未プレイなのでわからないけど、そこを抜いたとしてもドラクエ4以来の展開で王道RPGでも問題なく先が気になるストーリーになっている

行く先々でイベントがあるので退屈することなく、むしろ心動かされる物語に感心するばかり

感受性の高い人なら泣くポイントが最後までいくつもあって間違いなく満足するだろう

それでいてシリアスな部分とコミカルさの塩梅がよく、次はどういう展開になるのか気になってどんどん進めたくなるように作られている

また、ここまで練られたストーリーにフルボイスで敵も味方も動き回るので、これがまあ楽しい世界になっている

今作は2部構成になっているが、後半に大きな伏線回収がされるので最後まで驚きを与えてくれる

特に真エンドでの演出は過去作を遊んだプレイヤーは間違いなくうなることになる

ドラクエ11sのシステム

ちょっとしたことだけど一番最初に気になったのは、音量調整がタイトル画面でできなかったこと

プレイし始めるとすぐオープニングムービーになるので、せめてサウンド設定はタイトル画面でさせてほしかった

戦闘関連では今まで以上に戦闘が奥深くなったからこそ、敵の情報を知り得る方法がなかったのが惜しいと感じた

敵の得意もしくは弱点属性を知る術があるなら、それに対応した防具を着けたり武器を装備して攻撃する楽しみも増えただろうな、と感じる

このへんを上手く料理しているのが「ペルソナ」シリーズや「真女神転生」シリーズ

惜しいと思える部分もあるが、快適にプレイさせるための工夫が随所にみられる

ゲームを再開すれば「あらすじ」で、自分がどこまで進めたのかを大まかに教えてくれたり

地図画面や仲間との会話でも、次の行き先を逐一教えてくれている徹底ぶり

メニューを開いて□ボタンを押すだけで「ほぼまんたん」機能により自動的に回復してくれるのも非常にありがたい

また、ランダムエンカウントからシンボルエンカウントに変更したことによって、自分の匙加減で敵と戦うことができるのも快適さに直結してくる

そのバトルでは戦闘スピードを3段階変更できるので、ハイテンポで戦闘を進められるようにもなった

ドラゴンクエスト11sの総評

ドラゴンクエスト11sのここが悪い

  • アイテムの管理方法が最適化されてなかった
  • 過去作からの音楽の流用が多すぎた
  • 一番最初の音量設定がストーリーを少し進めてからじゃないと変えられない
  • これだけ周りのキャラが喋るなら主人公も喋った方がより没入できた

ドラゴンクエスト11sのここが良い

  • 各キャラのスキルパネルの進め方によってプレイヤー毎に戦い方が変わる
  • ものすごく丁寧に作られていて初心者から玄人まで満足できる内容
  • 感情移入しやすい魅力的なキャラクターが多数いる
  • 過去作との繋がりを示唆する部分があるので、別のナンバリングタイトルもやりたくなる

他ユーザーのレビュー

低評価

周りのキャラがこれだけ喋ってるのに主人公が寡黙すぎる
新規プレイヤーは真EDで置いてけぼりを食らうであろう点がネック
自分の持ち物をふくろに入れる時一つずつなのは不便に感じた

高評価

回復ポイント、セーブポイントがたくさん用意されていてスムーズに進められる
アイコンで重要な人物がすぐわかる
仲間たちを強化していくのが楽しい

まとめ

もともとドラクエは斬新さで売るよりも手堅い作りで進化してきていることに定評があるシリーズ

今作ドラゴンクエスト11sはそのシリーズの中でもしっかりと期待に応えることができているタイトルだと思う

これでもかというほど丁寧に作られているので、シリーズ未プレイの方にも入りやすい内容になっている

もちろん過去作をプレイ済みの方でも楽しめるよう、あっちこっちにオマージュされているセリフや要所要所に過去作の音楽が使われていたりと粋な計らいが随所にみられる

時代に合わせてドラクエらしさを保ちながらプレイしやすさを向上させているから、初心者から玄人までと間口が広い

また、今作はフルボイスだったのもストーリーやキャラクターに感情移入しやすい要因となっている

間違いなくJRPGが好きならプレイすべきタイトル

「クロノトリガー」「シュタインズゲート」「Re:ゼロから始める異世界生活」など「時」に関係する作品が好きな人もぜひ遊んでみてほしい

ということで、定価で購入しても十分満足できる作品なのでおススメしたい



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2022年に20年ほど住んでたオーストラリアから日本に帰国したことをきっかけに、やりたかったコンシューマゲームの攻略を開始。20年の間にできてなかったコンシューマタイトルを少しずつ攻略していきます!