2025年10月30日に発売開始された「ドラクエ1リメイク」を実際にプレイしての評価&レビューになります
オリジナル版は1986年05月27日に発売され、その後色々なハードに移植されている
筆者はオリジナル版をプレイ済み
- ドラクエ1リメイクが気になっていてレビューを知りたい
- 時間を割いてまでプレイするべきなのか?
- メリット・デメリットは?
- ユーザーの口コミレビューはどんな感じ?
などの疑問に答えていきます
ドラクエ1リメイクの概要
| ドラクエ1リメイクの概要 | |
|---|---|
| ジャンル | RPG |
| ハード | Switch Switch2 PS5 Xbox X|S Steam Windows |
| 発売日 | 2025年10月30日 |
| 発売元 | スクウェア・エニックス |
| 開発元 | アートディンク SQEX浅野チーム |
ドラクエ1リメイクの要点
ゲームシステム
- シリーズ最初のターン制コマンドバトル
- パーティ制がなく、戦闘や探索は全て単独で行うソロRPG
- 重要NPCの頭上に「!」マークが表示され、次に話すべき人物が分かりやすくなった
- マップ上で「ひみつの場所」がわかりやすく表示される機能が実装された
ストーリー構成
- オリジナル版は容量の問題で必要最低限のシンプルな作りだったが、物語がかなり強化されている
- ドラクエ3の主人公やオルテガが生きていた痕跡が残されていて、より深みのある繋がりを感じることができる
- わかりやすくシンプルな展開で話の流れについていきやすい
特徴的な要素
- 仲間のいないソロvs敵は複数
- 一部の特技や魔法を使用時、条件を満たすと超絶技が使えるようになった
- オートセーブのおかげでゲームオーバーのリスクが軽減されて再挑戦しやすくなっている
- JRPG好き
- 王道JRPGという立ち位置を確立したドラクエシリーズをプレイしたい
- 20時間以内に物語を終えられる程度のボリュームの作品を探してる
- 2024年に発売されたドラクエ3から今作にどうやって繋げているか気になる
ドラクエ1リメイクに要する時間
「ドラクエ1リメイク」を一通りプレイするのにだいたいどのくらいの時間が必要になるか、海外サイト「HowLongToBeat」を参考にして見てみる
記録されたデータはドラクエ1と2両方をプレイした時間のみらしい
| 所要時間 | 投票数 | 平均値 | 中央値 | 急ぎ足 | のんびり |
|---|---|---|---|---|---|
| メインストーリー | 17 | 29h 21m | 25h 30m | 19h 30m | 41h 26m |
| メイン+エクストラ | 24 | 51h 9m | 51h 45m | 33h 13m | 93h 13m |
| トロフィーコンプリート | 18 | 63h 30m | 63h 43m | 46h 48m | 82h 18m |

ドラクエ1にかかる時間は早い人なら約10時間ちょっと、ゆっくりプレイしても約20時間以下
ドラクエ1リメイクの評価
メタスコア


個人評価
| 筆者の評価 | |
|---|---|
| 音楽 | 18 |
| グラフィック | 18 |
| ゲームプレイ | 18 |
| ストーリー | 20 |
| システム | 17 |
| 合計 | 91 |
ドラクエ1リメイクの音楽
ドラクエ1はシリーズでも唯一のソロでの冒険になるので、それに合わせて音楽もどこか物悲しい曲調のものが多い
ただ、それが他シリーズのナンバリングとの差別化にもなっているので特別感がありマイナスにはなっていない
また今作のBGMはどれもオーケストラ音源が採用されているので、スケールは大きく壮大さを出しつつも、オリジナル版のコンパクトさも失っていない
以下に代表的な曲のオリジナル版とリメイク版の違いを出してみた
| 曲名 | オリジナル版 | リメイク版 |
|---|---|---|
| 広野を行く | シンプルなメロディで冒険の孤独感を象徴 | 弦楽の優しいアルペジオとホルンの伸びやかな旋律が加わり、広大な世界を駆け抜ける爽快感が増幅 |
| ラダトーム城 | 勇者の故郷を表す温かみのあるメロディ | 木管楽器の柔らかなハーモニーとハープのきらめきで、ノスタルジックに昇華 |
| 通常戦闘 | 緊張感のあるシンプルなループ | パーカッションのビートが力強く、弦楽の疾走感でテンポアップ |
| 竜王戦 | 不気味なイントロから爆発的なクライマックス | 低音弦楽の不穏なピチカートと銅鑼の響きで恐怖感倍増 |
リメイクされたことで大きく変わったことは「記号としての音」から「感情を揺さぶる体験」へ進化したこと
ファミコン時代では容量の問題や使える音(3つの音色のみ)などの制約から「最小限の美」でプレイヤーの脳内補完を刺激していた
そこから時間が経ち、容量の問題から解放された今作リメイク版では脳内補完の必要がないので、その手間の分を「キャラクターの感情」や「世界の空気感」といった所にダイレクトに表現するために使われている
音が「説明」から「感情のトリガー」になった
そしてさらに環境音と混ざり合うことでただのBGMから世界の一部に昇華されているのも注目したい
唯一の不満点を挙げるとしたら、通常戦闘BGMとボス戦BGMが同じだったり、新曲がなかった点くらいか
ドラクエ1リメイクのグラフィック


基本的にはドラクエ3リメイク同様、「HD-2D」という手法を使って表現されている
草木の鮮やかな彩りは保ちつつ、中世ヨーロッパ風のファンタジー建築で石材の質感・影・光の反射を強調している
ただ、ドラクエ3リメイクと比較してみると、今作は「より伝統的で落ち着いたデザイン」にシフトしている
| 特徴 | ドラクエ3リメイク | ドラクエ1リメイク |
|---|---|---|
| 全体の印象 | 多様(西洋、和風、砂漠 etc.) | 統一感のある中世西洋ファンタジー |
| 色の彩度 | 鮮やかで、ファンタジー色が強い | 少し彩度を抑え、石の質感や影を強調 |
| 建築の密度 | 広く、開放的な空間作り | 狭いながらも密度が高く、重厚 |
さらにドラクエ3リメイクで指摘されていた上下左右の4方向しかないドット絵が今作では改善され、しっかりと斜め向きのドット絵が追加された
これによりフィールドを移動する際のアニメーションが格段に自然になっている
加えてライティングと環境エフェクトに関してもドラクエ3リメイクよりも強化されていて、洞窟内のタイマツの光源や地形に照り返される表現など、より見やすくなりつつも幻想的に描かれている
「3」と「1」では表現するテーマが違うとはいえ、視覚的な遊びやすさではドラクエ1リメイクの方が上回った
あとは地味で気づきにくいかもしれないが、ドラクエ3リメイクで気になっていた建物の壁や背の高い木で見えなくなるスポットに関して、視界を遮る部分だけスゥーっと消える改善がよく見て取れて探索もしやすくなっている
ドラクエ1リメイクのゲームプレイ


オリジナル版から大きく変更があったのがバトルで、1対1の戦闘から主人公1人対敵複数というバトル構造になった
それに伴い主人公は新たに「特技」を使えるようになったり、オリジナル版よりも強力な魔法が使えるように上方修正されている
この措置のおかげで主人公が強くなるほどに戦闘が派手になっていくので、進むほど楽しくなってくる
特技の中には、ドラクエ3リメイクで賛否両論だった新特技「ビーストモード」が今作でも取り入れられている
ドラクエ3リメイクを先にプレイした人は警戒するかもしれないが、こちらでも評判がいまいちなのかと言えばそうではない
今作はソロでの戦闘にも関わらず敵は複数出現する上に頻繁に行動を阻害してくるような行動もするので、むしろ複数回行動ができると爽快感が増す
その代わりある程度ストーリーを進めると敵がグッと強くなり、考えなしに突っ込むと簡単に返り討ちにあう程度には難易度が上がっている
このおかげで今までなら使うことはなかった特技を使用してみたりと色々な方法を模索しながら対応する楽しさがあった
今まで様々なドラクエの作品をプレイしてきたが、特に今作は戦闘中に装備を色々変えて立ち回る頻度が多かったのも試行錯誤をする必要がある難易度だったと思い返してみてもそう感じる
ザコ敵の攻撃力にすら悩まされることはあったが、道中の敵から逃げたりエンカウント率を下げるなどをせず、出会った敵は全て倒しながら進むとレベル上げの時間を設けなくてもクリアできるのでバランス調整はしっかりされている
ドラクエ1リメイクのストーリー


オリジナル版の物語は約6-10時間程度の王道英雄譚だったが、今作では容量制限から解放されたのでオープニングや回想シーンはもちろん、新イベントまで挿入されてだいぶ強化されている
オリジナル版の幕開けは「ラダトーム王に言われて旅立つ」という非常にシンプルな作りだったが、リメイク版では「勇者として認められる」過程が掘り下げられている
つまり、無条件に敬われるわけではなく、周囲の人間から本物の勇者なのかを疑われるシーンがあるのでより物語性が増して、主人公が自身の宿命と向き合う描写が活きてくる
そこへドラクエ3リメイクからの「伝説の足跡」が追加されているので、プレイ前に想像していた以上に深みが増していて満足度が高い
吟遊詩人ガライの血縁「ザライ」を通して「なぜそこにアイテムがあるのか」「過去に何があったのか」という背景がより詳しく語られるのもポイント
ザライとの会話を通じて、アレフガルドの歴史がより立体的に描かれている
また、勇者が姫を救うシーンについてもかなり演出が強化されていた
特に姫がどう誘拐され、その後どういった扱いを受けるかといったシーンを挟むことで「早く助けないと」という意識が生まれ、主人公に感情移入しやすいように作られている
総じて、丁寧に作られていて好感が持てる
ドラクエ1リメイクのシステム
宝箱の場所
ドラクエ3リメイクには実装されてなかった、マップ上に宝箱が表示される機能が追加されていた
マップに表示してくれるおかげで、背景と同化して見逃しやすい宝箱を忘れずに回収しやすくなって快適なプレイができるようになった
特に専用のカギがないと開けられない宝箱は道中そこかしこに置いてあるので、再度訪れた時にマップを見て判断することができるのが良き
宝箱はマップ上に表示されるがツボやタルなどに入ってるアイテムは表示されないので、引き続き探索する楽しみを残してある点も配慮されていて好感
ひみつの場所
フィールドに点在している「ひみつの場所」も今作ではマップ上で表示することができるようになっている
機能をオンにしておけばマップ上で主張してくれるのでかなり見つけやすくなって快適性がかなり上がっている
当然、自力で全て見つけたいプレイヤーはこの機能をオフにできるので支障はない
超絶技


ドラクエ1リメイクの戦闘において目玉システムとして新しく追加されたのが「超絶技」
オリジナル版にはなかった、いわゆる必殺技のようなものでバトルが一気に派手になる
ドラクエ1リメイクは勇者単独の戦闘になり、習得している特技や魔法もそれだけ限定されてしまうのでシンプル・盛り上がりに欠けがちな点がネックだった
だが、特定の条件を満たす事で発動できる超絶技のおかげでソロRPGをより戦略的・派手に彩ることに成功している
超絶技を使う際の消費MPが見ることができないなどの改善点はあるが、勇者の強さを視覚的にも楽しむことができる良いシステム
ドラクエ1リメイクの総評
ドラクエ1リメイクのここが悪い
- 通常戦闘のBGMとボス戦のBGMが同じだったのが少し残念
- 超絶技の消費MPがどのくらいか記載されてない
ドラクエ1リメイクのここが良い
- オリジナル版の物語で表現できていなかった部分が大幅に追加されていて深みが出た
- 難易度が通常でもやりごたえのあるリメイク
- 戦闘で負けても簡単にオートセーブからやり直せる仕様でプレイしやすい
他ユーザーのレビュー
低評価



敵の攻撃に嫌がらせが多い



超絶技の消費MPが明記されてない



いつか手に入るカギを使って開ける宝箱を道中に配置しすぎ
高評価



新しいシナリオが大幅に追加されている



ローラ姫と2人旅が最後までできる



敵の弱点をつける呪文や特技が何かを明記してくれてる
まとめ
今作はオリジナル版ドラクエ1で表現しきれなかった空白の部分を新イベントや追加された映像表現で大幅に強化されたリメイクとなっている
主人公は相変わらず喋ることはないが、周囲のNPCがよく喋ったり戦闘では掛け声があるので目だけではなく耳からもドラクエ1の世界に没入しやすく作り直されている
JRPGが好きならプレイするべきタイトル
ドラクエシリーズを遊んだことのない方は、できればドラクエ3リメイクから遊んでみてほしいが今作からでも問題はない
ということで、ドラクエ1リメイクは定価で購入しても十分満足できる作品なのでおススメしたい












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